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シャイン・ア・ライト その1

Shinealight
SHINE A LIGHT.
私がストーンズを発見したのは、昨年末に観たこの映画だ。
それがついにDVDになった。
私にとっては、記念すべき映画で、感慨深い。
末端ではあるけれど、音楽業界にいる私が、
ストーンズ無しの健全な人生を、
これほど長く送ってこられたことは奇跡に近い。

この映画を観ようと思った理由は、
単にレディースデーに観るものがなかったから、
というだけのことだった。
その日は何でもいいから映画が観たかったのだ。
本当にただそれだけの理由だった。
それが、こんなにもはまってしまうとは…。

といっても、この映画で得たのはきっかけのみだった。
初回の鑑賞では、ライブ映像部分は、
曲をほとんど知らない私にはかなりきつかった。
ミック・ジャガーぐらいは知っていたけど、
キースってだれ?っていう状態だったのだ。
キースが歌いはじめた時には、トイレに立ったほどだ。
でもそれを補ってあまりあるほどの、過去の映像のインパクト!
ほんの数カットしかないのに、私の好奇心を異常に刺激してきた。
え?牢屋にいれられた?
え?ドラッグやった?
このふてぶてしい態度はどういうこと?
この人たち、一体何者?

家に帰って、Youtubeで過去のストーンズの動画を検索。
ここでも、まだ、並の好奇心しかなかった。
その後、正月に退屈だったからたまたま買った
ロックンロール・サーカス(DVD)で、ついにアウト!
はまった。
そして今、ここにいる。
たった半年で、随分遠くまできてしまった。(遠い目)

その後、この映画をさらに2度、観にいった。
2度目に行った時には、ほとんどの曲を覚えていたので、
音の迫力に酔い、ミックのパワーに圧倒された。
3度目は、本やDVDで知識を仕入れ、物知りになってから観た。
その時初めてステージ上の細かい出来事が気になった。
3度目観賞後、やっとパンフが手にはいったのだが、
私が気になった細かいところ、すなわち、
ステージ上でのメンバーの親密なやりとりこそ、
マーティン・スコセッシ監督が、
最も魅せたかったのだ、ということが判明した。
私は3度目にしてやっとスタートラインに並んだらしい。

先日発売されたばかりのロニーの自伝本に、
「親密なやりとり」のことが書いてあった。
ロニーは、後期にストーンズメンバーになったギタリストだが、
ストーンズの一員になるためには、
ストーンズだけの話し方を学ばなければならなかった、という。

それは…

ーたくさんのアイ・コンタクト、合図を送る、
言葉を使わないコミュニケーション
(俺と仲間[ロン・ウッド自伝]より)

ーもしテンポが少しのろくても、俺だけでは変えることはできなかった。
いつだってすべては重役陣の許可が必要なのだ。
そこでキースの方をある顔つきで見ると、彼はすぐさま
俺の考えていることを知り、2人でチャーリーを見れば、彼はわかる。
そして俺たちはみんなでちょっぴりエンジンのクランクを回すのだ。
(俺と仲間[ロン・ウッド自伝]より)

この映画では、ストーンズだけのコミュニケーションを
余すことなく堪能できます。

余談ですが、映画内の昔の映像で、
私の心に残ったシーンのひとつ。
初USツアーの時の記者会見。
どうしてこんなに人気が出たんでしょうね?
という質問に、ミックがシャイな笑顔で答える一方で、
チャーリーが「さぁね」と身も蓋もない答え方をする。

動画はこちらをクリック(1:25〜1:35)

チャーリーって、オチなんだよね。いつも。
シャイン・ア・ライトの中でも、
チャーリーが「どうも!」って言うと
「彼がしゃべった!」と、
ミックに大げさに言われるシーンがあって笑える。

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